VR

VR空間で「素の自分」を最も表現できるアバターの特徴は”自分に似ていないこと”という研究結果が明らかに

こんにちは、エフイーです。

オンラインでの会議や面接などが当たり前になった世の中で、オンラインビデオ会議ツールや、VRでのVR会議アプリなどはいくつも生まれてきました。

”メタバース”が盛り上がりつつある今の世の中で、オンライン上で人間関係をより円滑に維持することは、リアルでのコミュニケーションにも大きく関わってきます。

今回はVRアバターに関する面白い研究を紹介していきます。

今回紹介するのは、「オンラインコミュニケーションツールを比較し、自己開示の効果を検証 ―VRアバターはビデオチャットよりも素の自分をさらけ出す。―」という内容の研究です。

東京都市大学・未来都市研究機構 [VR×社会的交流の場の創生]研究ユニットに所属する市野順子教授らの研究チームは当研究で、

一般的なビデオチャットよりも、自分に似ていないVRアバターを使用して会話した方が自己開示を促すと報告しました。

現実の自分を連想させない姿の方が、素の自分をさらけ出しやすく、人間関係の構築に役立つというのです。

今回の研究の詳細は、2022年4月12日付の東京都市大学のプレスリリースにて発表されました。

VRを利用したことがある方は、VRChatやClusterをはじめとするVRSNS(ソーシャルVR)を利用したことがあるかと思います。

VRでコミュニケーションを行う時に必ず必要になるのが、VRアバターです。

VRアバターとは何か

VRアバターとは、VR内で利用するアバターのことです。

「VRアバター」と「アバター」の違いはほとんどありませんが、

VR内でより個人に密接な分身として利用されるのがVRアバターと理解していいと思います。

VR空間の中で、キャラクターの”目”が”自分自身の目”になるイメージです。

ゲームなどで利用する、二次元的な画面にいる自分の分身であるアバターを操作するのではなく、

三次元的なVR空間に自分の分身であるVRアバターごと入り込むというイメージです。

Meta社が発表したVR会議アプリの「Horizon Workrooms」などの映像に登場する人間を模したキャラクターこそが「VRアバター」です。

VTuber(バーチャルYouTuber)が大きな人気を獲得し、市場規模を拡大する中で、

「インターネットやVR空間でのアバター=人間に近いアニメキャラ」

というイメージが強いですが、VR空間で利用されるVRアバターには多種多様なキャラクターが存在します。

人間やそれに近いもの、動物や宇宙人、無機物までもがVRアバターとしてVR空間には存在します。

「素の自分」を最も表現できるVRアバターとは

研究結果から導き出された「素の自分」を最も表現できるVRアバターとは

自分に似ていないVRアバターです。

自分に似ていないVRアバターとは、一体どういうアバターを指すのか。

自分に似ていないVRアバターとはどのような姿?

今回の実験における「自分に似ていないVRアバター」は性別のわからない人型のロボットのようなアバターを利用していました。


※画像はイメージです。

男性や女性といった特徴があるアバターを利用するとき、自分の性別や見た目と合致するアバターを利用するよりも、自分に似ていないアバターを利用した方が、自己開示が促されると研究で発表されています。

メタバースでVRアバターが担う大きな価値

昨今IT業界で大いに盛り上がっている「メタバース」において、VRアバターは大きな価値を生みます。

メタバースは、今後の生活を大きく変革させるネットのインフラとして2022年以降に大きく盛り上がっていくと予想されます。

多くのメタバースの最終的なゴールは、メタバース内で経済が回ることです。

メタバース内での経済の循環においてVRアバターは非常に大きな役目を果たします。

自分の好きな姿になれるVR空間やメタバースの中で、人々はより自分の容姿にこだわり、自分の分身であるVRアバターに多くのお金をかけると思われます。

ここにメタバース経済のチャンスがあります。現状VRアバターを0から用意するのには多くの時間やスキルが必要で、それ故に自分の求めるVRアバターを用意するにはお金か時間のどちらかが多くかかります。

現時点でVRアバターの需要は供給量を上回り、ココナラなどのスキル販売サイトにて数万円〜数十万円での実績が多くあります。

また、VRアバターが広がれば、着用する服の販売も加速し、バーチャルアパレルブランドが多く立ち上がるとも想定されています。

現時点でもいくつかのブランドがVR内やメタバース内に進出しており、デジタルが価値を持ち時代が着々と近づいています。

メタバース内のVRアバターの課題

現状メタバースのプラットフォームは、数多くの企業が独自的に開発したメタバースプラットフォームとして運用し、限定的なアバターを利用しているとことも多くあります。

好きなアバターを使ってもいいよ、といってしまうのは簡単ですが、著作権を侵害しうるアバターや、暴力的、静的なアバターなどがどこまで規制されるのかなど、表現の自由と権利の問題が二項対立している状態です。

アニメキャラのアバターがどの程度まで許されるのかは、権利の保有者次第で大きく変わってきますし、二次創作が日本のアニメや漫画の文化といえる側面もあったりと、なかなか難しい状態です。

VR内でアバターでのコミュニケーションを体験する

VRでのコミュニケーションや、VRでアバターを身につけるのがどういう感覚なのか知りたい人は、まずVRを体験してみましょう。

VRを体験してみたい!という方にはメタクエスト2をおすすめします。

私も利用しているメタクエスト2(旧称:オキュラスクエスト2)は、Meta社(旧フェイスブック社)が販売しているVRゴーグルです。

私がメタスクエスト2をおすすめする理由は3つあります。それは、1. VRゴーグル本体のクオリティと、2. コスパが圧倒的に良い価格、そして3. ストレスフリーで有線を必要としない独立したVRHMDという点です。

特にコスパの面では他VRゴーグルに劣らない性能で比較的安価なので、VRゴーグルを初めて体験するという方には特におすすめしたいです。

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