こんにちは、Fe(エフイー)です。
今回は、VTuber(バーチャルYouTuber)をゼロから始めるのにかかる費用を、種類別で徹底的に解説してきます。
VTuberの費用が気になっている方や、これからVTuberになってみたいと言う方、すべての人に参考になれば幸いです。
VTuber(バーチャルYouTuber)とは
VTuber(バーチャルYouTuber)とは、2017年末以降では主にインターネットやメディアで活動する2DCGや3DCGで描画されたキャラクター(アバター)、もしくはそれらを用いて動画投稿・生放送を行う配信者の総称を指す語として使用されています。
分かりやすく言うと、人や動物のアバターを利用して動画投稿や動画配信をするYouTuberです。
VTuberは無料でも始められる
結論から言うと、VTuber(バーチャルYouTuber)は、無料で今すぐ始めることが可能です。
VTuberの需要は、2020年度、在位宅の時間が増えたことで一気に上がり、それに伴ってVTuberになることのできる環境も整えられていきました。
今では様々なアプリがリリースされ、スマートフォン一台あれば今すぐに無料でVTuberとしての活動を始めることが可能です。
ただ、無料で始められるVTuberには、できる機能や動きなどに限界があり、お試しでVTuberを体験してみたい。と言う方にお勧めされているものです。
アバターの動きの幅や、ゲーム実況をしたり、動画を編集するのにも様々な機材が必要になります。
2021年3月末時点で、VTuberは13,000人を超えています。
オリジナリティを出し、かつYouTubeで埋もれないためには程々のお金を投資する必要があります。主にかかる費用は以下の3つです。
- 3Dモデルの作成費
- 周辺機材の購入費
- 動画編集ソフトの購入費
それぞれいくつかの値段帯の特徴などを交えながら紹介していきます。自分にあった値段帯で始められるように、是非参考にしてください。
VTuber活動を始めるのにかかる費用
3Dモデルの作成費
VTuberの核とも呼べる3Dモデルを制作するには、主に3つの方法があります。
1.ココナラなどのクラウドサービスで制作依頼する
2.PCで自分で制作する
3.スマートフォンのアプリを使って自分で制作する
一つずつ解説していきます。
1.ココナラなどのクラウドワークスで依頼する(2〜15万円)
VTuberのキャラクターを制作するにあたって、最もお金がかかり得るものがこの2D、もしくは3Dのキャラクターデザイン、制作依頼です。ホロライブやにじさんじといった企業VTuberはここに大きなお金をかけています。
一般で参入する私たちは、ここの費用をできるだけ抑えたいと考えている方が多いかと思います。しかし、キャラクターを作ると言うのは素人にはなかなかできるものではありません。
ココナラなどで、Live2Dのキャラクター制作を依頼→Facerig/animazeで動かす。と言うのが一連の流れです。
価格帯は2万円〜15万円ほど。
(ココナラより引用)
企業に依頼したり、プロのイラストレーターに依頼したりする場合は、30万円〜150万円ほどの費用がかりります。
2.PCで自分で制作する(無料〜10万円前後)
もし自身でイラストを描ける、もしくは自分でイラストを作成したいと言う方はPCでの3Dモデル作成がおすすめです。
PCはノートパソコンではなく、10万円前後のデスクトップ型のものを用意することを推奨します。PCが重くなることなくスムーズに作業できます。イラストや3Dモデリングは、かなり重くなるので、サクサク作業できるデスクトップPCの方がストレスも溜まりにくいです。
どちらにせよ編集や配信で使えるので、デスクトップのPCの購入は推奨します。
ノートパソコンでできないこともありませんので自分のパソコンのスペックやお財布と相談しましょう。
描いたイラストはBlenderやZbrushといったモデリングソフトで3Dモデルとして展開できます。
Blenderは3Dモデリングの無料ソフトで、使用ユーザーが多く、解説サイトやYouTubeの開設動画がたくさんありますので、参考にするとよいでしょう。
一方、Zbrushは映画やゲームの3Dモデル作成にも使われる本格的なソフトで、10万円程度の費用がかかります。こちらは初心者には手が出にくいので、まずはBlenderを使って3Dモデリングに慣れるところから始めてはいかがでしょうか。
より簡単にPCを使って3Dモデルを作成したい場合は、無料サービスのVRoid Studioや既に用意されたパーツを組み合わせてレゴブロックのように素材を組み合わせてアバターを作ることかできるVカツなどを活用しましょう。
3.スマートフォンのアプリを使って自分で制作する(無料)
スマートフォンで3Dモデルを作成する場合は、REALITYやMirrativといった無料アプリを使用します。
これらのアプリでは、用意されているパーツを組み合わせるだけ3Dモデルを作成できますが、使用するアプリに応じて元の素材が同じため、絵柄の雰囲気はある程度固定され、他のVTuberのなかに埋もれてしまう可能性が高くなります。
また、これらのアプリで作成した3Dモデルは、基本的にキャラクターを作成したアプリ専用の配信プラットフォームでの展開を想定しているため、YouTubeで配信を行う場合は、キャプチャーボードの使用ややミラーリングをしてPCにスマートフォンを接続するひと手間が必要になります。
iPhoneやAndroidのスマートフォンで、撮影できる点では初心者の方や、VTuberの体験をしたい方にはオススメです。これだけでもクオリティが高いキャラクターを作れます。
周辺機材の購入費
PCで配信をより快適に行う場合は、PCおよび周辺機器が必要となります。PCは上記のPCでキャラクターを作る際に提示した10万円前後のものを購入すると良いでしょう。
よりPCでの配信や動画の作成をするには、以下に箇条書きしているような様々なPC周辺機器が必要になります。
- ヘッドセット
- ディスプレイ
- マイク
- WEBカメラ
1.ヘッドセット(3,000円〜15,000円)
自分の声やBGMなどのボリュームを確認するだけなら、普通のイヤホンでも大して問題ありません。
もし仮にあなたが”歌ってみた”動画を投稿しようと感気ていて、自分の歌声を細かく確認したい場合や、FPSなどのPCゲームのゲーム実況を行う場合には、高性能なヘッドセットを使用した方が、動画のクオリティも上がるでしょう。
ゲーム用のノイズキャンセル機能を搭載した1万円前後のヘッドセットであれば、生活雑音やエアコン、扇風機、PCの起動音などのノイズを除去でき、快適にゲームや編集ができるのでオススメです。
2.ディスプレイ(2万円〜6万円)
デスクトップPCにおいて、ディスプレイは重要です。
アバターの動きを確認するだけなら、すでにお持ちのディスプレイやPCとセットで購入できる格安のディスプレイで十分です。
しかし、ゲーム配信をしたい方は、格闘ゲームやFPSなどeスポーツに分類されるようなゲーム実況の場合は、ディスプレイのリフレッシュレート(一秒間に画面を何回書き換えるか)が画質・プレイ効率を大きく左右しますので、ゲームプレイに特化したディスプレイを購入する必要があります。
3.マイク(3,000円〜1万円)
VTuberとして活動する場合、自分の撮影する動画に応じたマイクを選ぶ必要があります。
スマートフォンでやる方は、スマートフォンのマイクでも十分音は拾えますが、より高音質での動画を作成したい方はマイクは必須と言えるでしょう。
マイクは主に2種類に分けられます。
電源を必要とせず丈夫で扱いやすいダイナミックマイクと、高い感度で幅広い周波数の音を拾えるコンデンサーマイクです。前者のダイナミックマイクはノイズが入りにくい反面、音質ではダイナミックマイクに劣ります。後者のダイナミックマイクは、クリアな音質で収録できる反面、ノイズが入りやすいというデメリットもあります。
それぞれのマイクの特性を理解したうえで、あなたにあったマイクを探してみてください。
4.WEBカメラ(3,000円〜1万円)
WEBカメラは、自分の頭や手などの動きを3Dモデルに反映させるために必要な機材です。
こちらもスマートフォンで撮影する方は不要ですが、よりクリアに高画質で撮影したい方には必須です。
配信者(あなた)の動きをトレースするだけならハイスペックなカメラは必要ありませんが、商品の紹介動画撮影など、実写動画も撮影すると考えたら、それなりのスペックのWEBカメラを購入しておくと動画のは場h¥が広がります。
WEBカメラを選ぶ際は、映像の美しさ決める解像度と、1秒間の映像を何枚の静止画で表現しているかを表すフレームレートをチェックしましょう。広い用途での使用を考えるなら、解像度は1,920×1,080、フレームレートは30fps以上のものを選ぶとよいでしょう。
動画編集ソフトの購入費
YouTubeに動画を上げるのに、編集は避けては通れない道です。
完全に配信メインでやると言う方は編集の必要はありませんが、ほとんどの人は、動画を撮影し、それを編集してYouTubeにアップロードすると思います。
無料の動画編集ソフトは、スマホアプリでの簡易的なものから、PC版の本格的なものまで様々です。
今回は有料版の使い勝手の良い動画編集ソフトを紹介します。
多くのVTuberが使用しているPremiere Proやファイナルカットです。
premierproは買い切りではなく、ソフトを提供しているAdobeのCreative Cloudというサブスクリプションサービスに加入することで使用できます。動画内で使用する画像の編集に必要なPhotoshopなどのソフトを含めたCreative Cloudコンプリートプランに加入するには、毎月5,680円から8,980円程度の費用がかかります。
学生はかなりやすくこのコンプリートプランに参加できるので、学生の方にはかなりオススメです。
一方でファイナルカットは一回買い切り型の編集ソフトで、YouTuberの多くの人が利用しています。大人気グループYouTuberの東海オンエアなどもファイナルカットでの編集をしています。
どちらが良いかは一概には言えませんが、サブスクがいやと言う方は、根母r池ますが買い切れるファイナルカットをオススメします。
プレミアプロだと、アドビの他のサービスとデータの共有ができるので、画像加工やイラスト作成もすると言う方にはアドビのコンプリートプランがオススメです。
VTuberにかかる費用のまとめ
VTuberになるのは、そう難しく無くなっているのが今の時代です。
しかし、誰でもできるようになった分、そこで目立つのにはそれなりの費用や面白さが求められます。
あなたに合った形で、VTuberを始めてみてください。
まずはお試しで、体験してみるのも良いでしょう。新しい才能が目を開くかもしれません。
VTuberの市場は今日も大きくなり続けています。
始めるのに最速なのは、今この瞬間です。是非トライしてみてください。
それではまた。
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