今回、初のVR会場が設置された東京ゲームショウに参加してきましたので、レポートと感想を紹介していきます。
TGS2021がVR会場で開催
2021年9月30日より東京ゲームショウが開催されました。
1996年から続いてきた本イベント初の「VR会場」が設置され、全国各地から参加者が集まりました。
▼公式サイトはこちら
TOKYO GAME SHOW 2021 – 東京ゲームショウ2021
招待制で開催された現実(リアル)でのイベント
今回の東京ゲームショウは、例年通りリアルイベントも行われました。ただ、一般参加はできず、完全招待制のイベントとなりインフルエンサーなどが参加していました。
▼マイクロソフト社員のちょまどさん
https://twitter.com/chomado/status/1444218838669672458
▼東海オンエアてつやさん
個チャンは個チャンだからあんな動画でしたが、ちゃんと行ってきました!笑
地球防衛軍先行体験したり、マッチョに絡まれたり、戦車に乗って女の子によいしょされながらゲームしたりしてきました!!! pic.twitter.com/AbnobOVdco
— てつや【東海オンエア】 (@TO_TETSUYA) October 2, 2021
インフルエンサーはそのフォロワーやファン数から、こういった招待制のイベントでは優遇されやすいです。
彼女、彼らがこうやってSNSで発信をしてくれるおかげで、私たちも擬似体験ができます。
TGS2021レポート(写真あり)
それでは早速、東京ゲームショウ2021に参加したレポート、感想を紹介していきます。
もちろん参加は自宅から。VRゴーグルをかぶる、それでおしまい。
今回はオキュラスクエスト2で会場に参加します。
いざ。東京ゲームショウ2021の世界へ。
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VR会場に到着しました。歴代のポスターを横目に、会場へ足を進めます。
エントランスの様子。様々なゲームのキャラクターが出迎えてくれました。
写真じゃ伝わりにくいですが、VRゴーグルでみる世界は圧巻です。没入感が高く、本当にイベントに参加している気分になります。
入って正面にはソニックの姿が。近づいても鮮明なソニック像。
隣にはチョコボも。
東京ゲームショウ2021VR会場のフロアマップです。21ものブースがあり、企業も多いのが分かります。
今回は特に良かった展示をピックアップして紹介していきます。
モンスターハンター
今回カプコンさんもブースを出しており、モンスターハンターの様々な宣伝や体験が実施されていました。
おそらく等身大のマガイマガド。モンスターハンターのモンスターはVRで見るとデカくてカッコ良くて、迫力満点です。
VRでモンスターハンターをプレイする世界もそう遠くないかもしれません…没入感半端じゃなさそうですね。
進撃の巨人
進撃の巨人のブースも大迫力で良かったです。東京ゲームショウは基本的にゲームの宣伝がメインではありますが、VR内だと宣伝用動画や特設サイトの紹介を入り口あたりでまとめて掲載してあり、それらを楽しみつつ、大迫力の展示も楽しめるので非常に面白いVR体験になりました。
エルヴィン団長との記念写真。
見つけにくいところにリヴァイ兵長もおりました。なかなかの再現度です。
進撃の巨人のVRライドは一度体験してみたいなと思いました。
からかい上手の高木さん
漫画、アニメ、そしてVRゲームで人気の高い「からかい上手の高木さん」のブースもありました。
ブースがあったというよりは、高木さんがいました。
等身大の高木さん。学校の教室の施設がリアルで良かったです。ファンタジーを再現してしまうのがVRの面白いところですが、学校のような身近だけどどこか懐かしい所や、自分の家や近所をVRで再現したり体験することもVRの面白い要素だと思います。
VRはモンスターハンターや進撃の巨人などのアニメやゲームの世界に入り込めることもすごいですが、こういった現実にすでにあるものを再現した場所が一番すごいと思えたりもします。
VRイベントTGS2021の感想
今回のイベントに参加して思ったことは主に二つあります。
「VRイベント時間かかる」ことと「VRでの広告がすごいな」という二点です。
VRイベントは、基本的にWiFi環境のある時間がかかるというのは、VR体験に何時間もかかってしまうというよりは、移動などの細かい時間がかかってしまうことが、それらを含めて楽しめる人と、面倒だからまとめて体験してみたい人に分かれると思いました。
テーマパークのファストパス的なVR体験の詰め合わせコースがあってもいいかもしれません。しっかり回ると1時間以上はかかってしまうので、もっと気楽にVR体験をできるようになればいいですが、なかなか難しいところです。
また広告は、広告動画をその場で流せることはすごい効果を発揮していると思いました。
ただ、企業やブース内で別ブラウザ(ホームページや特設サイト、ECサイト)に飛ばす際、オキュラスクエスト2では一度アプリを離れ、VRブラウザに移動する必要があり、いちいち東京ゲームショウの世界から離れる必要があったので、その部分を全て一つのVRワールド内で完結させることができれば、本当の意味で全てがVR内で完結することになります。
個人サイトや個人ブログをVR内で運営する(ワールド、世界そのものを作る)ことで広告収入を得るケースもそう遠い未来ではないかもしれません。
VR内での広告業は、これからもっと広がっていくと思いました。
VRイベントのこれから
VRをより普及させるためには、面白い、すごい、たのしいだけでは限界があります。
より多くの人と、お金と、イベントをVR内に増やすことが、VRそのものの普及、またメタバースへの確かな一歩となるでしょう。最近ではNFTと呼ばれるデジタルデータの取引が活発で、VR内でもそういったデータの売買が活発になることで、VR内の世界の構築や、VR内に自分の居場所を作ることが当たり前になっていくかもしれません。
これだけは確かなことが、VRのイベントの様子や「VRの凄さ」みたいなものは、正直実際にVRゴーグルをかぶり、コントローラーを持ち、自分で体験してみないと分かりません。
ここの心理的障壁を突破し、VRユーザーを増やしていくことが最も大きな課題と言えます。
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