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VRの問題点やデメリットは何?改善点は?【通信、値段、精神的影響など】

こんにちは、Fe(エフイー)です。

便利で画期的な新しい技術は、私たちの生活をより良くし、様々な恩恵をもたらします。しかしそのほとんどが危険な使われ方をしたり、あらゆる問題点を抱えています。便利で新しい技術は使い方を間違えると、私たちを不幸にもします。

VR技術も例外ではありません。仮想現実という新しい世界で、新しい体験ができる、SF映画のような夢のような体験が徐々に実現していますが、危険性や問題点も同時に大きくなっています。

今回はVRの問題点やデメリットなどを紹介し、マイナスな意見をまとめていきます。マイナスな意見や問題点を知ることで、VRをより安全に、楽しく使う工夫や改善に繋がり、VRがもっと広まっていくことを目的としています。

VRの問題点は大きく分けて3つあります。それは

容量や画質の問題

値段とHMD本体のサイズ

VR酔いやコンテンツでの精神的影響

の3つです。今回はこの3つのポイントを解説していきます。

容量や画質の問題

VRでは360度の視聴をすることが多いですが、360度の動画は通常の動画の2倍ほどデータ容量を必要とし、動画のアップロードやダウンロードのいずれも大量のデータ通信が必要になります。

VRを毎日使ったり、映像を長い時間閲覧するにはWi-Fi環境は必須と言えるでしょう。

しかし、5Gが登場したことでこの問題はいくらか改善されつつあります。5Gでの高速通信が可能になれば、VRでの動画視聴も遅延なく行うことが可能です。ただ、現状はWi-Fi環境下での通信が一般的です。

VRHMDの個人での利用であれば自宅にWi-Fi環境を整備すれば問題はさほどありませんが、企業での導入や同じ場所で同時接続するとなると、より高速な通信環境が求められます。

また、VRでのコンテンツを作成したり、動画をアップロードする場合はアップロード速度が遅いと大変非効率な作業になってしまうため、より速い回線が必要理なります。動画を処理するPCなどのスペックも高いものが必要になり、Vtuberやゲーム実況者はより性能の高いゲーミングPCを利用している方が多いです。 

VRの画質は、映像の網目でわかります。最新のオキュラスクエスト2ではこの網目が気にならないくらい小さく改善されました。

値段とHMD本体のサイズ

VRHMD(VRヘッドマウントディスプレイ)には、3つの種類があります。

1つ目はスマホ脱着式のVRゴーグルです。

スマホの動画をレンズを通して見るので誰でもすぐに利用でき、価格帯も低く手に入りやすいですが、本格的なVR体験をするにはあまり有効ではありません。スマホの画質や回線にクオリティが左右され、映像の視聴を超えたVR体験ができず、VRの凄さをいまいち実感できません。この段階で「VRってこんなもんかー」と離れてしまう層が多いのも事実です。

2つ目はPCやゲーム機に接続するタイプのPC用VRゴーグルです。

このタイプのVRHMDはゲームをプレイするのに高性能のPCを用意しなければいけないので、スマホ着脱式に比べてコストがかかりすぎてしまいます。VRを体験してみたいというような人にはなかなか手が出しにくく、これもVRが広まりきらない原因とされてきました。

またPC(プレイステーションも含む)と有線で繋ぐので、広い範囲の移動ができなかったり、線が絡まる危険性もあり、完璧な自由とは言えませんでした。

3つ目はVRHMD単体で利用可能なスタンドアロン型HMDです。これがVRの大本命と言えるでしょう。

スタンドアロン型はVRHMD単体でゲームが遊べ、有線が必要なく、頭に装着するだけで仮想世界へといくことが可能です。これにより動きの激しい体を動かすゲームなども自由度が上がり、より高い没入感を実現しました。

安価なスマホ着脱式VRゴーグルとコストのかかりすぎるPC接続型VRゴーグルの間に位置し、価格も2020年の10月に発売されたFaceboo社のオキュラスクエスト2は高いクオリティの商品かつ3.7万円から手に入る画期的なスタンドアロン型VRHMDです。グラフィックも美しく、PC接続型と同レベルかそれを超えているクオリティです。

VRは突き詰めればそれ相応の値段で高いクオリティのVR体験が可能です。しかしハイレベルなVR機器にはそれなりの基礎知識が必要になります。ソフトのインストールや外部センサーの取り付け、PC・のセットアップなどをしなければいけません。また、初心者の方で海外製品を使用する場合は、商品の購入から、翻訳された解説を理解するなど、時間のかかる作業が多いです。

スタンドアロン型のVRHMDの需要がさらに高まれば、スマートフォンのように大量生産が可能になり、価格はもっと下がるでしょう。世の中の認知度と需要が、この問題の解決の糸口です。

またサイズについては、小さくはなってきているものの、それなりのサイズ感と重量感があり、これもVRHMDが世に広まりきらない原因と言えます。ホロレンズ(MR眼鏡型ディスプレイ)のように、眼鏡タイプでVRが体験できるようになれば、より多くの層からの需要が高まるでしょう。

VR酔いやコンテンツでの精神的影響

VRでしばしば問題視されるのは、VR酔いです。

VR酔いとは、バーチャル・リアリティ(VR)環境にさらされることで乗り物酔いに似た症状が引き起こされる時に生じる。代表的な症状には、一般的な不快感、頭痛、胃の自覚、吐き気、嘔吐、蒼白、発汗、倦怠感、眠気、見当識障害、無気力感などがある。その他に、姿勢不安定やむかつきなどの症状がある。VR酔いは、自分の動きを視覚的に認識する(実際の自己運動は必要としない)ことで引き起こされる可能性があるという点で乗り物酔いとは異なる。またシミュレータ酔いとも異なっており、非仮想現実シミュレータ酔いでは動眼神経障害を特徴とする傾向であるのに対し、VR酔いは見当識障害を特徴とする傾向がある。 

Wikipedia/VR酔いより引用)

VR酔いが起こるのは、VRHMDを通して視覚から得る情報と現実の体が受け取る情報のズレから生じることが多いです。

例えば、ジェットコースターのVR映像をVRHMDで見るとき、私たちは頭を動かしてその視線を変え、あらゆる方向を見ることができますが、同時に動画が進むことでジェットコースターが移動し、景色が目まぐるしく変わっていきます。また、細かな振動もVRの映像には反映されていて、VRの映像を見る私たちの目は、揺れている状況の視覚情報を受け取るにもかかわらず、体の感覚では揺れは感じない。この感覚のズレがVR酔いに繋がると言われています。

手や足に映像やゲームに合わせて振動を加えるデバイスの開発も進んでいますが、まだ私たちが手にするのは先になりそうです。この問題の解決にはもう少し時間がかかりそうでが、現在配信されているVRゲームや映像のほとんどはVR酔いに対策されて製作されており、視覚から受ける感覚のズレは少なくなってきています。

 

VR酔いの他にVRで問題視されているのが、その没入感ゆえに生じる精神的な影響です。

精神的な影響は、長期的に影響するものと短期的に影響するものがあります。

長期的な影響は、VR世界に入り込む時間が増え、どちらが本当の現実か曖昧になったり、現実世界がどうでも良くなってしまうことです。

仮想空間でのコミュニティが活発になると、現実世界でのコミュニケーションは軽薄になると予想されています。

VRの父とも呼ばれるコンピュータ科学者のジャロン・ラニアーは

「一番素晴らしいVR体験はHMDを外した瞬間に訪れる」

と繰り返し述べています。

私たちが生きるこの世界、五感で細かな動きを感じ取れるこの世界こそが最も素晴らしいという意見には、私も賛成をします。

どれだけ仮想空間が素晴らしいものであっても、ほとんどの人間は現実世界抜きには生きていけないでしょう。

また短期的な影響には、暴力的なコンテンツなどを視聴することによる神的ストレスなどが挙げられます。

VRはその没入感ゆえに、実際に自分がゲームの中にいると感じます。これは、ゲームをより面白く、リアルにする反面、その行動や視覚による体験が現実世界での体験と同じように感じてしまうのです。

VR内で暴力的な映像を見れば、自分がそれを行ったかのように人間の脳と心は感じてしまいます。

様々な実験や調査を踏まえ、VR業界では暴力的なゲームの制作は今も行われていません。

しかしVRのユーザーが増え、誰でも簡単に映像やゲームをアップロードできる時代になると、規制が追い付かずに悪影響が出る人が増えてしまうことも考えられます。今から、VRでのコンテンツ視聴のモラルやマナーを広めていくことが重要です。

 


 

 

VRの問題点やデメリットを知ることは、VRと付き合っていく上でとても大切なことです。

今後VRの需要がさらに高まり、生活に密接になっていった時に、メリットとデメリットを理解しておくことで、よりVRを活かし、楽しめると思います。まだVRを体験したことがない人も、VRを既に楽しんでいる人にも参考になれば幸いです。

「一番素晴らしいVR体験はHMDを外した瞬間に訪れる」

VRだけではなく、外の空気を吸い、自然と心を通わせるのも人生に大切なことの一つです。VRを知り、VRを使ってより楽しい人生を送っていきましょう。

 

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